扉絵には、かつて火影の座を争った仲間達(うたたねコハル、猿飛ヒルゼン、水戸門ホムラ、うちはカガミ、志村ダンゾウ、秋道トリフ)が描かれていました。
この6人は、ダンゾウが死ぬ寸前に思いだす回想に登場します。
回想は、二代目火影千手扉間と6人が森の中で、雲隠れの手練れ金角部隊20人に囲まれている状況です。二代目火影を含む7人でも勝てないと考えている事から、雲隠れの金角部隊は相当な実力みたいですね。どんな部隊なのか個人的には見てみたかったです。
まともに戦って勝てないと判断すると、誰か一人を陽動で気を引き囮役になり、その間に他の6人が逃げるという作戦を考え出しました。実は、この状況を如何するかについて、二代目火影は敵の数と金角部隊だと言った後は何も発言していません。あえて無口で、6人がどうこの状況を分析し、どう作戦を立てるのか試したのだと思います。
命がない囮役に誰がなるのかを決める時、ダンゾウは手が震えてしまい、自分が囮役になると名乗り出る事ができませんでした。ダンゾウは、忍びらしく戦場で死ぬと決めていたのに、やはりいざその場になると死への恐怖で躊躇してしまったのでしょう。
すると、三代目火影になる猿飛ヒルゼンが囮役に名乗り出ます。ダンゾウは驚きと共に、死への恐怖から解放され手の震えが止まります。
ヒルゼンに後を頼むと言われると、ダンゾウは反発するかのように囮役は自分がやるとヒルゼンに反発します。ヒルゼンとダンゾウはおそらくライバル関係なので、ダンゾウはヒルゼンに負けるのが嫌だったんだと思います。
6人のやり取りを見て、ついに二代目火影が自分が囮役になると口を開きます。二代目火影は、金角部隊に囲まれている状況を把握した時点で、自分が囮役になると決めていたんだと思います。
しかし、あえて若き火の意志達にどうするかを判断させ、そして、次の火影を誰にするのかも試していたのだと思います。元々、ヒルゼンに三代目を任すと決めていたと思いますが、ヒルゼンが冷静に早く決断して囮役に名乗り出たので、二代目はヒルゼンに次の火影を任せられると決断したんだと思います。
ダンゾウは、この時ヒルゼンの差を認識させられ、そして敗北を認めたんだと思います。
そして、ヒルゼンのように光を浴びる木の葉のようになるのを諦め、闇の中の根として働こうと決めたんだと思います。ヒルゼンは表舞台で火影とし活躍し、ダンゾウは光の浴びない根として、火影ができない汚い仕事を行い、見えない部分で木の葉を守ってきたのでしょう。
6人の中にうちは一族であるうちはカガミがいましたが、初代とマダラは戦っているので、うちは一族が火影直属部隊にいたのは少し意外でした。まだこの頃は、うちは一族は火影に信頼されていたんですね。やっぱり、九尾事件以降うちは一族と木の葉上層部と距離ができてしまったんでしょうか。
マダラとカガミの関係、そして、カガミが今後ストーリーに登場してくるのか気になります。
個人的に、ダンゾウが九尾事件の首謀者だと考えていたのですが、ダンゾウは九尾事件とは関係が無さそうですね。
あと、うちは一族虐殺も何か悪い事をする為に首謀していたんだと思っていましたが、単純にクーデターを起こそうとしているうちは一族に対し驚異を感じ、虐殺をイタチに指示したという事でしょうか。それとも、クーデター以外にも脅威となる事がうちは一族にあり、その驚異を消し去る為にうちは一族を消し去ったのかもしれません。
ダンゾウが語りそうで語らなかったイタチの真実が気になります。うちは一族虐殺には、クーデター以外にも何か理由があるような気がします。
サスケは、香燐ごと千鳥鋭槍でダンゾウを刺し、香燐に対し人質に取られるようじゃ足手まといだと言い捨てました。
でも、サスケは香燐や仲間に何度か助けられているのに、自分勝手な言い分ですね。
八尾戦では香燐を助けたのに、今回の戦いでは足手まといだと切り捨て、明らかにサスケは変わり始めています。マダラの思い通りに暗黒面に心が侵されてきているように感じました。
千鳥鋭槍で刺され致命傷を負ったダンゾウは、香燐を投げ捨てその場を離れ歩き出します。
ダンゾウの前にマダラが立ちはだかると、ダンゾウは上着を脱ぎ体に刻まれた呪印を表します。ダンゾウの体に刻まれていた呪印は裏四象封印術で、術を発動すると体から血?が飛び出し、周囲を球状に包みこみ、そして、自分の死体に引きずり込んで封印する道連れ封印術でした。
ダンゾウが裏四象封印術を使用したのは、マダラやサスケを殺そうとしたというよりも、右眼のシスイの写輪眼をマダラに与えない為に自爆したんだと思います。シスイの写輪眼がマダラに渡れば、木の葉の新たな脅威となる可能性がありますからね。たぶん、ダンゾウの死体からはシスイの写輪眼は回収できないと思います。
それにしても、マダラはシスイの写輪眼をどう利用するつもりだったんでしょうか?
ダンゾウは、忍びらしく戦場で死ぬと決めていたのに、結局は忍びらしく死ぬ事ができなかったような気がします。
大蛇丸の木の葉崩しの時に、大蛇丸との関係がわからないので判断ができませんが、大蛇丸の木の葉崩しの時もヒルゼンのように命をかけ里を守り戦わず、ヒルゼンのように戦場で死ぬ事ができませんでした。
そして、ペインによる木の葉崩しの時も地下に潜っていた。
ダンゾウは、香燐が倒れている柱の場所から離れて自爆し、自爆後も柱が残っている事から香燐は自爆の影響は受けていないようです。
ただ、サスケは「次だ」「木の葉へ向かう」と言って、香燐を助ける気は無いようです。何度も香燐に助けられたのにホント自分勝手ですね。
サスケ達は、香燐を助けるつもりは無いようですが、当てにならない次週予告によるとサスケの元にサクラが到着と書いてあったので、サクラが香燐を助ける可能性があります。
サスケの次なる復讐の標的は、うたたねコハルと水戸門ホムラだと思いますが、この二人も何か凄い術を持っているのか気になります。